海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
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海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
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Wind of Queensland

海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
No  123

アメリカツーリング・ラストナイト

30分ほどでホテルに着くはずが、まだダウンタウンの近くで足止め状態。
時計を見ると、現時点でクルマに乗ってから既に40分近く経っている。
確かに、ホテルまで、$50で握って、メーターで走っていないにしても、寄り道し過ぎだろ。

もう完全にナメられているのは分かった。とにかく早くホテルへ行けと命令したいのだが・・。
イライラしながら待っていると、ようやくヤツが戻ってきた。

怒りを伝えるんだから、もう日本語でも何でもいいや。
腕時計を、人差し指で何度も指しながら「一体、いつになったら着くんだ!」と怒鳴ると、こちらの心理状態が少しは分かったようで、「大丈夫、20分」という答えが返ってきた。

"何が大丈夫だ・・もう何でもいいから、早く行ってくれ"
しばらく走ると、フリーウェイが見えてきた。今度は、ちゃんとフリーウェイに上がって、「カープール・レーン(Carpool Lane)」を快調に飛ばしている。
着陸態勢に入った旅客機と同じ方向へ走っているので、どうやら西向きに走っているようだ。

フリーウェイを降りると、見慣れたイーグルライダーの店の前を通過し、宣言どおり約20分余りでホテルへ無事に到着。100ドル札を渡すと、室内灯に透かしてニセ札かどうか調べた上で、ちゃんと釣りをくれた。

ホテルの部屋に戻ると、まだN君は戻ってきていなかった。
時刻は21時を過ぎている。ようやく腹が減っていることに気がつき、非常食としてリュックに忍ばせていた、カロリーメイトをかじりながら日記をつける。
そういえば緊張して、ダウンタウンに到着してからずっと、写真も撮っていないことに気づいた。
タクシーの中の様子を収めておいたら面白かったのに・・・と、調子の良いことを考えるが、一時はどうなることかと思ったくせに、勝手なもんだ。
何事も無く戻れたことに感謝しよう。

N君たちは今頃、会社の仲間たちと楽しくパーティってところだろうなぁ。
こちらはアメリカ最後の夜のディナーが、カロリーメイトとは・・・情けない
シャワーを浴びて、ベッドで横になっていたら、いつの間にか寝てしまっていた。

日付が変わる頃、N君が戻ってきた。
彼は、ひとりでベニスビーチまで足を伸ばしたり、会社を見学したりしてから、仲間と一緒に中華を食べていたらしい。お酒も入ってご機嫌のようだ。(あ〜僕も中華が食べたかった!)

会社の仲間によると、ホテルからメトロを探して私が歩いていたあたりは、あまり治安が良くないところだったらしく、N君は心配して私の携帯に連絡をしてくれていたらしい。
まぁ無事に戻れたので結果オーライだったが・・・無知って恐ろしい

有難いことに、明日の朝、N君が中華を食べた会社の仲間、”ジャスティン”君が、ホテルまで迎えに来てくれて、空港まで送ってくれるらしい。
これで8時頃まで寝られると安心して、N君がベッドに入る前に、寝てしまった。

こうして、アメリカツーリング最後の夜、ロサンジェルスの夜は、平穏無事に迎えられた。
おやすみなさ〜い
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No  122

拉致られる・・・?

西に向かって走り出したタクシーが、ダウンタウンの南にあるホテルに向かうためには、左折しないといけないはずなのに、このドライバーは右折して北へ向かったのだ。

"アレッ?反対方向じゃないの?"
でも、ダウンタウンの北側にもフリーウェイが走っているから、渋滞を避けて、そこから回るのかな?・・・と思っていると、右手にある、大きなスーパーマーケットの駐車場へ入って行くではないか

"なになに?どこへ行くのよ"
・・・と、訳が分からないで前方へ体を乗り出していると、タクシーは駐車場で停車し、右手のスーパーの中から一人の男が走ってきて、勝手にドアを開けて助手席に乗り込んできた。

"誰なんだよコイツ?"
同じメキシコ系のようだが・・・乗り込んできた男と英語ではない言葉で話しを始めた。そして後ろを振り返り、私に向かって「コンバンワ、ゴメンナサイネ」と、たどたどしい日本語で話しかけてくる。
ドライバーは話をしながらクルマを発進させ、駐車場を出た。

"おいおい、こんなヤツを一緒に乗せて、どうする気なんだ?"
私の脳内コンパスでは、また東へ向かって戻っているはずだが、道が曲がりくねっているので、そのうちに方角は分からなくなってきた。

"ど、どこへ連れて行くんだよ〜いったい!"
だんだんと動悸が激しくなってきた
"ちょっと、ヤバい状況じゃない?"
しばらくの間、薄暗い住宅街のようなところを走っていたと思ったら、ある辻を右折して人けのない暗い通りで停車した。
もう、この時には心臓がバクバクして、持っていたリュックを握り締めていた。

"あ〜やっぱり、N君と一緒に行動すればよかった〜"
言葉も通じないのに、いっちょ前に一人歩きなんぞするんじゃなかった。
身ぐるみ剥がされるんだろうか・・・でも撃たれるのだけはイヤだ〜・・・でも100ドルしか持っていないのは知っているはずだ・・・なんとか命だけは助けてぇ〜・・・と頭の中がグルグル回りだし、もう観念するしかないと思った、その時に・・・乗り込んできたヤツがドアを開けてクルマを下りた。
そして外から私のほうを振り返って、「スミマセンデシタ〜」と言って、去って行った。

"ハァ?ナンダ?どういうこと?"
結局、友達を家まで送ってやった・・・って、そう言うこと?

ドライバーがクルマを発進させた後、フワーッと力が抜けてしまった。安堵感の中、後ろのシートに体を預けて、しばしボーッとしていたが、何で客が乗っているタクシーで友達を送るんだよ!段々とムカついてきた。

じゃあ、もういいから、早いとこホテルへ向かってくれ!
・・・と思っていると、今度は、道路沿いの小さなホテルの車寄せへ入っていく。
ドライバーは、フロントが見える玄関にクルマを横付けした。

「ノー、ノー、違う、このホテルじゃないよ!」とドライバーに言うと、手で制して、何やらテイクアウトの弁当が入ったレジ袋を提げて、一人でホテルに入っていく。
"今度は、いったい何なんだよ!"

見ていると、フロントで受付している女性に、弁当を渡しながら親しげに話しをしている。
さすがに温厚な私もキレてしまった。こいつ、客を何だと思ってるんだ!
"この野郎、ええかげんにせぇよ!"
しかし・・・この怒りを英語で・・・どう言えばいいんだ!
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No  121

ダウンタウン放浪記

時刻は18:30過ぎ、人通りも多い7thストリートを、ムービーカメラを片手に、東方向へ歩き出す。
空はまだ明るさが請っているが、街路灯も点灯し始め、ネオンサインやショーウインドウの明かりも、より鮮やかになって、行き交うクルマもヘッドライトを点けて走っている。

数ブロック歩いたところで、ビルと、ビルの間に見える裏通りを覗いてみた。
そこには洋画のワンシーンでよく見かける、大きなゴミ箱や、鉄製の非常階段が壁面を上から下りていたりする。真っ昼間だと何でもないのか知れないが、ダウンタウンのド真ん中にも、こんな暗くてダーティな雰囲気な場所があるんだと思った。

そういえば昼間に、バイクで通過したときにも、ある種、異様な雰囲気の街並みがあったのを思い出した。間違っても一人で入り込んではいけない場所だということだろう・・

「メイン・ストリート(Main St.)」という交差点の標識を見て、北へ曲がってみる。
ちょっと怪しげな店もある通りを歩いていたが、あるブロックに差し掛かったとき、何かヘンな匂いがする。生ゴミというか下水のような臭い匂いだ。

そう、匂いと言えば、渡米初日に空港から乗ったタクシーで、窓から入ってくる街の匂いが、日焼け止めオイルのような甘い香りがしていた。
後からN君に同意を求めてみたが「そうですかぁ?」と一蹴されてしまったので、その後は話題にもしなかったが・・・ロサンジェルスの匂い=甘い香り、というイメージが出来ていたのに・・・このあたりのヘンな匂いも、どこから匂ってくるのか・・・結局は、分からず仕舞いだった。

4thストリートあたりで、再び西方向へ曲がってみる。
ビジネス街らしく、お店らしきものはなくなった。
しばらくは街中でムービーを回していたが、別段、面白い景色もなく、階段状の広場に腰を下ろして、しばらく暮れていくロスの街を眺めていた。観光客らしき外国人も、私を真似て数段下に腰を下ろした。

そういえば、お腹がすいてきたなぁ・・・どこかで何か食べよう。
ぐるぐると通りを回っていて、結局、元のセブンスストリートまで戻ってきた。
メトロの駅近くにある、大きなショッピングセンター「メイシーズ(Macy's)」の中へ入ってみる。

案内板を見ると、奥にフードコートがあるみたいだ。
スポーツクラブで汗を流している人たちを横目で見ながら、奥へ向かう。
しかし、どこのお店もシャッターを閉め始めている。19時でみんな閉店ということか、意外と早いんだなぁ、残念

仕方ない、今日もハンバーガーでもいいやと思って、また街中をブラついてみるが、マクドナルドひとつない。
しばらく歩き回っていたが、さすがに疲れてきたのと、ホテルでシャワーを浴びて、ゆっくりくつろぎたい気分になったので、ダウンタウン探検は、このあたりで切り上げて、ホテルまで帰ることにした。

メトロは危険なので、タクシーで帰ろうとするが、手元には食事の時に崩そうと思っていた100ドル札が1枚しかない。大丈夫かな?
怪しいタクシーも多いと聞いていたので、ちゃんとしたところから乗ろうと、メイシーズの隣にある有名なホテル「シェラトン・ロサンゼルス・ダウンタウン」の乗り場へ行くと、ベルボーイが近づいてきた。

泊まっているホテルのパンフレットを見せて、ここまで行きたいと伝えると、1Fロビーで休んでいた、一人のドライバーを呼んでくれた。
小柄なメキシコ系と思われる、そのドライバーに料金確認。
事前に聞いていた、相場のUS$50と同じだったので、OKと言ってしまってから、言い値ではなく負けるよう交渉すれば良かったと後悔した

この100ドル札1枚しか持っていないと、ドライバーに伝えると、「OK」と言うので、ミニバンのような多人数が乗れる、デカいタクシーに乗って走り出した。

私が日本人だと知ると「コンニチワ、アリガトウ」など、彼が知っている日本語を披露したりして、「なかなか愛想が良いドライバーじゃないか」と思った数分後、このドライバーがとった行動に不信感が湧いてきた
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No  120

車内で、いきなり・・・

「メトロ・レールの車内には、私服警察官が見回りをしているが、夜間の利用は避けよう。」とガイドブックに書いてあったが、全列車に警官が乗り込んでいるとは思えない。
10分後、ノーウォーク(Norwalk)行きの、メトロ・グリーンライン(Metro Rail・Green Line)の列車がホームに入ってきた。
そうだ、最後尾の車両に乗り込もう。万一の場合には車掌に助けを求められるしね
最後尾だと安全だろうと思ったが・・

ところが乗車してみると、車掌室には誰も乗っていない。どうもワンマン運行のようだ。
・・ってことは、ひょっとしたら、一番危険な車両とも言えるんじゃないか

車内は空いていて、運よく座席に座れた。
ムービーカメラを持っていると、おのぼりさん丸出しなので、一旦リュックに収納して、小さなデジカメだけを手に持って周囲を観察。
車掌室のドアを見ると、「日本車輌」のエンブレムを発見。
何だか急に、この列車に親近感を覚えた。
急にメトロに親近感が湧く

フリーウェイと並行して列車は走り、高架駅のホームで扉が開くたびに、強い風とともに、ガーッという自動車の走行音と、着陸態勢に入った飛行機の騒音が列車内に入ってくる。

乗車して6つ目の「Imperial/Wilmington(インペリアル)駅」で乗り換えのため、高架のホームから階段を下りる。今度は地上の線路を走る、メトロ・ブルーライン(Metro Rail Blue Line)に乗る。ホームには既に乗車待ちの人々がいた。
ここから北へ10個目の駅が、ダウンタウン中心部の「7th/Metro Center(セブンス/メトロセンター)駅」だ。

ブルーラインの列車にも通路側に座れたが、発車してすぐ、メキシコ系の年配男性が、私のすぐ右斜め後ろの通路に立って、大声で演説をし始めた。
自国語の後に、英語でも再度スピーチしていたが、どうやらお金を恵んでくれと言っているようだ。
でも車内の誰もが無関心に車窓から外を眺めているだけだ。私も右へ倣えで、振り返らずに知らん振りしていたら、前方の車両へ、とぼとぼと移っていった。

車内に静けさが戻り、途中からクルマが走る道路と同じ路面に、線路が敷かれているようになったと思ったら、いつの間にか地下へ潜っていた。
しばらくして列車が停車したところが、ブルーライン終着駅のダウンタウン中心部、セブンス駅だった。
地下のホームから地上へ出てみると、街はもう夕暮れ間近となっていた。
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No  119

メトロの駅は・・・どこに

紹介されたホテルは、イーグルライダーから車で5分ほど、すぐ近くにあった。
送ってくれたタクシーの運転手によると、このホテルから西へ4つ目の信号あたりに、メトロの駅があると言う。このメトロに乗れば一回の乗り換えでダウンタウンまで行けるはずだ。

部屋に荷物を降ろして、窓から外を見ると、フリーウェイへ入る流入路が見えていた。
わざわざゼロ発進させる意味が分からない

見ていると、信号機があり、サーキットのピットレーンから出て行くレーシングカーのように、一台ずつ一旦停止して、赤から緑になるのを確認してから本線に出撃して行く。
そういえば、フリーウェイの本線を走っている時にも、何台ものクルマが、流入路の入口で、わざわざ一時停止しているのを見かけたのを思い出した。合流する側が、本線側の速度に無理矢理合わさせるということだろうか、意味が良く分からない。どなたか、ご存知の方、教えてくださ〜い

N君はチェックインして、すぐに出かけてしまったが、出て行くN君からビデオカメラを渡され、ロスの街を撮影してきてくださいという。
ベッドの上に寝転がり、ガイドブックの地図と、メトロの路線図を見ながら、ルートを考える。
ガイドブックによると、メトロは夜になると危険らしいので、明るいうちに出かけて、行きはメトロ、帰りはタクシーで帰ってこようと決めた。
時計を見ると夕方5時になっている、陽が落ちないうちに、中心部のダウンタウンに入ろうと、ムービーを手に、ではと・・リュックを背負って出発する。

ホテルから西へ10分ほど歩くと、4つ目の信号がある交差点まで来た。
なるほど高架が道路を跨いでいる。これがメトロの線路なのだろうか・・・しかし駅舎らしきものが見当たらない。
ちょうど、おじいさんが信号待ちをしていたので、「この近くに駅はありますか?」と聞いてみた。すると北の方角を指差して「ここからハーフマイル先にあるよ」と教えてくれた。
ハーフマイル・・・800m・・・えっ、このあたりじゃないの?まだ、そんなに先?仕方なく線路を左に見ながら歩道を歩いていくと、道沿いにモーテルが何軒も連なっていて、その横に酒屋があった。
ノドが乾いていたので、水とレッドブルを買って代金を支払っていると、「どこから来たの?どこまで行くの?」などと話しかけられ、店主の愛想も良かったので、念のため確認してみると、やはり、この先右側にメトロの駅があるらしい。左手に線路があるのに、右手に駅があるのか・・・まぁいいやと、礼を言って、また歩き出す。

前方に見えてきた高架の上を、列車が走っているのが見えた。
どうやらあれがメトロらしい。
と、するとメトロの線路だと思っていた地上の線路、これは何だったんだろう?

着いたメトロの駅には「アビエイション(Aviation)駅」と書いてあった。
この駅がロサンジェルス国際空港(LAX)の最寄駅になっていて、シャトルバスが空港とを結んでいる。
駅前ロータリーには、LAX行きのシャトルバスが発車を待っていた。”OneWay US$1.25”と表示してある券売機で切符を購入し、エスカレーターで高架に上がるとプラットホームだった。
メトロ・アビエイション駅

ホテルを出て、既に小一時間ほど経っていて、夕陽の影が長く伸びてきている。
時計を見ると、もう6時になろうとしていた。
行きもタクシーで行けば良かったかなぁ
さて、明るいうちにダウンタウンに着けるのだろうか
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No  118

さよなら、ローライダー

リトル・トーキョーを後にして、ロサンジェルスの街を南へ南へ。
確か・・・Flower st.(?)と標識が出ていたような気がするが・・・文字通り花屋さんばかりが並んだ通りがあった。

ダウンタウンの南側を東西に走るフリーウェイ、インターステート10号線と、ロサンジェルス空港方面へ南北に走る405号線に乗って、イーグルライダーへ戻ることにした。

途中、渋滞もあったが、上下8車線ほどあるフリーウェイは、次々と分岐点やジャンクションが出てきて、方向感覚に自信あった私でも、もうどっちを向いて走っているか分からなくなってしまった。
飛行機のマークと「LAX」の文字、ジェット機が上空を飛んでいるのが見えているので、空港近くまで来ているのは分かる。フリーウェイを下りて一般道の信号で停車した時に、「方向、合っていますよね」と、N君から聞かれて、「そうやな」と頷くが、実際のところ、さっぱり分からなくなってしまっていた・・・^^;

一般道に降りてからも、何回か右左折し、Uターンしながら、この道で本当に合っているのかなと不安に思い始めた頃、初日にハーレーを受け取って最初にガソリンを入れたスタンドが見えたときには、N君の背中に後ろから拍手を送った。素晴らしい土地勘だ!時間内にホントよく帰ってこられたもんだ。
隅から隅までハーレー

8日ぶりに戻ってきた「イーグルライダー」では、澄み渡った青空の下、ハーレーのフェアをやっていて、前にも増してハーレーの台数が増えていた。敷地内では大きなBGMも流れて、華やかだ。
星条旗が青空に映える

お疲れ様と、スタッフが笑顔で迎えてくれて、さっそくバイクのチェックを受ける。
まずは、ファットボーイ。
N君のファットボーイ

N君がモニュメントバレーで、Uターンした際に倒した痕跡には気づかれずに済んだし、イーグルライダーには、初日にフリーウェイで、"カリフォルニアハイウェイパトロール"の警官に怒鳴られた時の、警告チケットも届いていないらしい。正直、N君もホッとしていた。

続いて、ローライダー。
相性抜群だったローライダー

出発の時には、ストリートボブだったのが、二日目にパンクで車両交換したために、ラスベガス店のローライダーで戻ってきたが、転倒も無く、ノープロブレム。

最後に・・・再度N君とバイクに跨ったところを、スタッフに記念撮影をしてもらった。
「いやぁ、こうしてケガもなく無事に帰ってこれて、楽しかったなぁ。N君のおかげで、またいい旅が出来たよ。ホント、ありがとうね。」握手をして締めくくった。
ハーレーで充実の8日間を過ごせた

店内でイーグルライダーのワッペンを記念に買い、レッカー費用などで予定よりUS$300ほど余分にかかった精算を済ませたあと、タクシーチケットをもらう。

こうして、8日間のアメリカバイクツーリングは無事に終了。
ハーレーダビッドソンの鼓動とサウンド・・・その魅力に、完全にはまってしまった。
いつか手に入れたいと思う、ローライダーのシートを手で触れながら、「バイバイ」と、さよならした。

■第8日目(最終日10/12)の走行距離・・・156マイル(約250km)
■8日間の総走行距離・・・1,539マイル(約2,476km)
----------------------------------------------------

これからN君は、提携しているロスの広告会社を訪問することになっている。
一緒に行きませんか、とN君は誘ってくれたが、せっかくガイドブックもあるし、ひとりでロスの街を歩いてみたくなったので、別行動をとることにした。
この近くにあるリーズナブルなホテルをイーグルライダーに紹介してもらい、タクシーを呼んで送ってもらうことになった。
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No  117

Back to L.A!

寒さに耐えかねて、峠から旧道の一般道を低速で下ってきたが、道は再びフリーウェイに合流した。観念してインターステート15号線に戻ると、サンバラディーノ(SanBernardino)方面へ向かう、インターステート215号線との分岐を過ぎて、我々はロサンジェルス方面へと向かう、インターステート10号線に入った。

交通量が多い、この10号線の路面がひどかった。
月面クレーターのように、深さ5cmくらいの穴ボコがいたるところにある。
中には、デカくて超重い16輪トレーラーがバンバン通るせいか、タイヤの轍になる部分には、10cmくらい落ち込んでいるところもあるのに、そんな道を皆がハイスピードで走っている。バイクでは危険極まりない。

何度か前後のサスペンションでは吸収しきれないショックが車体に襲いかかってきて、その度にシートにくくりつけた荷物が左へズレてくる。左手で後ろに積んだ荷物を、元に押し戻しながら走るのがツラい。
う〜ん、こういう道路環境を想定してテストされているハーレーは・・・実は、たいしたもんなのかも知れないと思えてきた。
きっと、こんなところで荷物を落とすと、後続車に次々と踏まれてペシャンコになるんだろうなぁ・・・などと考えていたが、「Downtown 10 (マイル)」の標識が見えてきたあたりで、フリーウェイを下りて休憩にする。

ハンバーガー「Just In Box」で遅い昼食を摂っていると、N君が「ちょっと、ややこしそうな奴らが入ってきたので、早く出たほうがよさそうです。」と駐車場の方を見て言う。"ややこしそうなグループ"と入れ替わりに店を出て、隣接しているスタンドでハイオクを満タンにして、再び10号線に戻る。途中からロサンジェルスのダウンタウン中心部に向かう、ハリウッドフリーウェイ101号線に入る。

フリーウェイの前方に、高層ビル群が見えてきた。
あのあたりが、ロサンジェルスのダウンタウンなんだろうなぁ。分岐の数が増えてきたし、出口を表示する緑色の標識の嵐だ。
「Hollywood(ハリウッド)」や「Dodger Stadium(ドジャースタジアム)」という標識を見たときには、単純にも、「あぁ・・・ここは、ロサンジェルスなんだぁ」と感激してしまった。

N君は、それぞれ確かめるように、慎重に出口を探しているようだったが、ある出口を右にカーブして上っていくと、出たところはメインストリートのひとつで、ロスの街を南北に走る「Grand Ave.」だった。
ウォルトディズニー・コンサートホール

1st St.との交差点右手に、ひときわ目立つホールがあった。ロサンジェルス交響楽団の拠点という「ウォルトディズニー・コンサートホール」だった。
ロサンジェルスの街を、東西に延びる通りは、北から南へ順に、1st、2nd、3rdとなっているようで、とりあえず南へ向かって街中を走ってみる。
あちこちキョロキョロ

あちこちウロウロ

「Pico Sta.(ピコ駅)」の標識があるあたりで、一旦、道端で地図を開いて現在位置を確認。今度は「Main St.」を北へ戻ってみる。
今度は北へ戻る

シティホールの前を過ぎ、101号線の上を跨いで、「Union Sta.(ユニオン駅)」あたりのスタンドの片隅に停めて地図を確認していると、店員に「どうした?」と寄って来られたりしたので、リトル・トーキョーあたりまで戻り休憩。
リトル・トーキョーの入口付近

リトル・トーキョー

バイクを返却する時間も近づいてきたので、イーグルライダーへ向かうことにした。
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No  116

霧のダウンヒル

ルート66の両側にはモーテルが何軒も建っていた

ツーリング8日目の朝、9時にモーテルを出発する。
昨日までの真っ青な空とは違い、雲らしい雲が出ている。
そう言えば、初めて快晴じゃない日になったなぁ。

バーストウからも、フリーウェイには乗らずに、ルート66を西へ進む。
町を出て5分もすると、あたり一面、砂漠地帯になる。またもや、砂ぼこりが目に入って痛いので、N君から離れて走る。途中、N君のパニアケースが、またもバタつき出したので、追いついて知らせる。パチッと止めるホックが甘くなってしまってるようだ。

ビクターヴィル(Victorville)の町から、フリーウェイに入って距離を稼ごうということになり、ここで給油しておこうとスタンドへ入ったら、10数台のハーレー軍団が、給油待ちをしている。しばらく待ってみたが、全然終わりそうにないし、燃料計を見ると、まだ1/3くらいは残っているので、そのままインターステート15号線に入ってしまうことにした。

この15号線は、ツーリング二日目に、ロスからラスベガス方面へ向かう時に使ったルートだ。確か標高の高い、山岳地帯を通ったのを覚えている。前方に見えてきた山並みに沿って、右手から左手へ白い雲が横たわっている。

しばらくフリーウェイを飛ばして、峠あたりまで来ると、急に霧が濃くなり、「標高4,000フィート(約1,220m)」という標識も見づらくなってきた。白い霧が視界を横切って流れていく。ヘルメットのシールドには、細かな水滴が付いていく。う〜ん、かなり寒い!
これ以上飛ばすと耐えられないなぁ・・・っと思ったと同時に、N君のファットボーイが離れていく。「ちょっと、N君!何でスピード上げるのよ〜」下りになってから、N君が飛ばし始めた。片側3車線のダウンヒルを、80マイル(約130km/h)を超えた速度で下っていくので、追いかけるほうも大変だ。
しばらくすると、右車線に見えてきたフリーウェイの出口へ、N君が出て行く。

一般道へ下りて停車したN君に近づいて「どうしたん?」と聞くと、「寒〜いっ!」
あまりの寒さに、早く峠から下りたい一心で飛ばしたらしい。
確かに、停車していても、寒風吹きすさんでガタガタ震えるくらいだ。
ローライダーのエンジンにグラブを当てて暖を取ってから、しばらく一般道でゆっくり下っていくことにした。
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