海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
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Wind of Queensland

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No  121

ダウンタウン放浪記

時刻は18:30過ぎ、人通りも多い7thストリートを、ムービーカメラを片手に、東方向へ歩き出す。
空はまだ明るさが請っているが、街路灯も点灯し始め、ネオンサインやショーウインドウの明かりも、より鮮やかになって、行き交うクルマもヘッドライトを点けて走っている。

数ブロック歩いたところで、ビルと、ビルの間に見える裏通りを覗いてみた。
そこには洋画のワンシーンでよく見かける、大きなゴミ箱や、鉄製の非常階段が壁面を上から下りていたりする。真っ昼間だと何でもないのか知れないが、ダウンタウンのド真ん中にも、こんな暗くてダーティな雰囲気な場所があるんだと思った。

そういえば昼間に、バイクで通過したときにも、ある種、異様な雰囲気の街並みがあったのを思い出した。間違っても一人で入り込んではいけない場所だということだろう・・

「メイン・ストリート(Main St.)」という交差点の標識を見て、北へ曲がってみる。
ちょっと怪しげな店もある通りを歩いていたが、あるブロックに差し掛かったとき、何かヘンな匂いがする。生ゴミというか下水のような臭い匂いだ。

そう、匂いと言えば、渡米初日に空港から乗ったタクシーで、窓から入ってくる街の匂いが、日焼け止めオイルのような甘い香りがしていた。
後からN君に同意を求めてみたが「そうですかぁ?」と一蹴されてしまったので、その後は話題にもしなかったが・・・ロサンジェルスの匂い=甘い香り、というイメージが出来ていたのに・・・このあたりのヘンな匂いも、どこから匂ってくるのか・・・結局は、分からず仕舞いだった。

4thストリートあたりで、再び西方向へ曲がってみる。
ビジネス街らしく、お店らしきものはなくなった。
しばらくは街中でムービーを回していたが、別段、面白い景色もなく、階段状の広場に腰を下ろして、しばらく暮れていくロスの街を眺めていた。観光客らしき外国人も、私を真似て数段下に腰を下ろした。

そういえば、お腹がすいてきたなぁ・・・どこかで何か食べよう。
ぐるぐると通りを回っていて、結局、元のセブンスストリートまで戻ってきた。
メトロの駅近くにある、大きなショッピングセンター「メイシーズ(Macy's)」の中へ入ってみる。

案内板を見ると、奥にフードコートがあるみたいだ。
スポーツクラブで汗を流している人たちを横目で見ながら、奥へ向かう。
しかし、どこのお店もシャッターを閉め始めている。19時でみんな閉店ということか、意外と早いんだなぁ、残念

仕方ない、今日もハンバーガーでもいいやと思って、また街中をブラついてみるが、マクドナルドひとつない。
しばらく歩き回っていたが、さすがに疲れてきたのと、ホテルでシャワーを浴びて、ゆっくりくつろぎたい気分になったので、ダウンタウン探検は、このあたりで切り上げて、ホテルまで帰ることにした。

メトロは危険なので、タクシーで帰ろうとするが、手元には食事の時に崩そうと思っていた100ドル札が1枚しかない。大丈夫かな?
怪しいタクシーも多いと聞いていたので、ちゃんとしたところから乗ろうと、メイシーズの隣にある有名なホテル「シェラトン・ロサンゼルス・ダウンタウン」の乗り場へ行くと、ベルボーイが近づいてきた。

泊まっているホテルのパンフレットを見せて、ここまで行きたいと伝えると、1Fロビーで休んでいた、一人のドライバーを呼んでくれた。
小柄なメキシコ系と思われる、そのドライバーに料金確認。
事前に聞いていた、相場のUS$50と同じだったので、OKと言ってしまってから、言い値ではなく負けるよう交渉すれば良かったと後悔した

この100ドル札1枚しか持っていないと、ドライバーに伝えると、「OK」と言うので、ミニバンのような多人数が乗れる、デカいタクシーに乗って走り出した。

私が日本人だと知ると「コンニチワ、アリガトウ」など、彼が知っている日本語を披露したりして、「なかなか愛想が良いドライバーじゃないか」と思った数分後、このドライバーがとった行動に不信感が湧いてきた
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