海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
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Wind of Queensland

海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
No  125

Fly to Korea

ロサンジェルス空港の免税店では、日本人のスタッフも応対していた。
久しぶりに聞く日本語・・・ス〜ッと自然に耳に入ってくる心地良さ。
英語も、こうなりたい!

出発案内の掲示板では、私が搭乗する「KE018」便にランプが点灯し始めた。もう受付開始時間になったが、シンガポール航空のカウンターには、まだN君は来ていない。

携帯に連絡してみると、まだ空港に到着していないとのこと。
直接、N君と話をしたかったが仕方がないので、今回も、お世話になった御礼を言い、またの再会を約束して、イミグレを無事に抜けて搭乗待合室に入った。

待合エプロンまで行く途中、ウラの誘導路を間近で見られる場所があった。
カンタス航空の747が、ちょうどトレーラーに牽引されていくところだったが、飛行機好きには良い撮影ポイントだろう。
トレーラーで牽引されるジャンボが間近で見られる

通路側の席が取れなかったので、出来るだけトイレに行く回数を抑えるために、利尿作用のあるコーヒーや紅茶をやめた上で、搭乗案内のアナウンスが流れてから最後のトイレに行った。

搭乗開始となり、これからソウルまで運んでもらうKALの747を眺める。知らない間に、ロスの空が曇りだしていた。
ソウルまで12時間余り

やはり満席で、私の席は機体後方の窓側3列席の真ん中だった。まぁ格安航空券で、日本まで3万ちょいで連れていってもらうのだから贅沢は言えないな。
エプロンを離れてから離陸するまで延々と長い誘導路を進み、離陸の順番待ちをしている間に眠ってしまっていたが、満席で離陸重量が重くなっている機体を、強引に加速させて、10日近く滞在したアメリカ合衆国から・・さよならした。

その後は、スムーズなフライトと、ボリュームある機内食を平らげて、映画を観ながら時間をつぶす。日本語字幕のある映画は限られていたが、ニコラス・ケイジ主演の「NEXT」という映画(日本でも今年の5月から公開されている)を観ていたら、舞台がラスベガスからアリゾナの砂漠地帯、ロスの街中と、今回のツーリングでも通過したところがあった。特にロスの街中シーンでは、私が一人歩きした通りで撮影されていたので「おっ、あの銀行前を走っていたんや」と、ハリウッド映画を初めて身近に楽しめた。

偏西風に逆らって、広い太平洋をひたすら西へ。ナビの画面で現在地を何度も確認するが、向かい風のため、往きよりも1時間以上時間がかかると思うと、余計遠く感じてしまうなぁ。

12時間後、10月14日、日曜日の夕方17:30、ソウル・インチョン国際空港へ着陸した。
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No  124

気になる手荷物タッグ

約束どおり、翌朝9時に、ジャスティン氏がホテルまで迎えに来てくれた。
25歳と聞いたが、とてもそうは見えない貫禄の彼は、日産自動車の仕事をしている関係で、愛車もエクストレイルだ。
N君がホテルの精算してくれている間に、荷物をクルマに載せながら、ジャスティン氏と初のアメリカ体験の感想などを話したりして待っていた。

ホテルから空港までは約10分ほどの距離。
ジャスティン氏の運転で、LAXの標識が見えてくると、これでアメリカを離れてしまうのが惜しくなってくる。
LAXへの入口

ターミナル入口で、クルマを一台ずつ停車させて、空港警察の検問があった。
9.11以降、たぶん毎日の日課になっているのだろうな。
エアポートポリスの検問

私は、お昼発の便なので、10時過ぎにはチェックインしないといけないが、N君の出発は私より2時間後で、まだ余裕があるため、ジャスティン氏と近くのショッピングセンターへ、お土産を買いに行くらしい。N君が乗るシンガポール航空のカウンターで、のちほど合流することにした。
このまま会えないかも知れないので、N君とは一応、再会を約し握手をして分かれる。


さてと・・・アメリカの空港で、慣れない出国手続きが、はたして一人で出来るのか。
まずは大韓航空(KAL)のチェックインカウンターを探して列に並ぶ。
カウンターにいた数人の女性は、すべて韓国の人ばかりのようだが、その中から私を呼んだのは、どうやら見習い期間中の研修生らしく、横に教育係の男性がついていた。パスポートを見せても英語で返ってくるので、二人とも日本語は分からないようだ。

何かイヤな予感がしたが、案の定、まわりのカウンターの人は、どんどん荷物にタッグを付けてもらって手荷物検査場へ移動していくが、この彼女、キーボードの入力を2〜3回ミスしているようで、あせっているのが分かる。通路側の席を希望したが、どうやら満席で取れないらしい。まぁ仕方がない。

ようやく手荷物タッグをもらい、今度は100mほど離れたところにある、×線検査の列に並ぶ。
ちょうど前に並んでいた人が日本語を話していた。何気なく、その人の荷物を見ると、"to KIX vo ICN"と表示された手荷物タッグが付いていた。私と同じように、ソウル・インチョン(ICN)経由で関空(KIX)へ帰る人なんだと、親近感を持ったが、ふと自分の荷物を見ると、"to ICN"となっている。"KIX"の文字がどこにもないではないか。
ひょっとして乗り継ぎではなく、ソウル止まりの荷物として処理されたということか?
急に不安になり、また遠く離れた大韓航空のカウンターへ戻り、また長い列に並んだ。
順番が来て、さっき処理した女性を指名すると、韓国語が出来ない私は、カタコト英語で手荷物タッグを見せながら「関西エアポート行きだが、これで良いのか」と確認した。
すると、顔色も変えずにキーボードをたたき、"to KIX vo ICN"と印字された新しいタッグを再出力した。

ほうら、やはり間違いだったんだ。関空へ荷物が回らないとこだったんでしょ。
困るじゃないか、気をつけてもらわないと・・・

ここで当然、「Sorry」と謝るとか、少しは、すまなさそうな顔をしてくれるものだと思っていたら、教育係ともども何故か笑顔のまま、チケットとタッグを手渡されただけだった。
あれ?なんか問題なさそうな感じだけど・・・あのままでも別に問題なかったってこと?いや、そんなことはないでしょ・・・ひょっとして照れ隠し?

まぁ、よく分からないが、これで手荷物タッグ問題は解決(・・したことにしよう)。
またしても、×線検査の列に戻って並び直す。
なんか並んでばっかだな。

ツーリングの間、バイクには荷物が載せられなかったので、会社向けのお土産は、まだ何も買っていない。あまり時間がないので、手早く買ってしまおっと。
それにしても、あの不思議な笑顔は何だったんだろう。
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No  123

アメリカツーリング・ラストナイト

30分ほどでホテルに着くはずが、まだダウンタウンの近くで足止め状態。
時計を見ると、現時点でクルマに乗ってから既に40分近く経っている。
確かに、ホテルまで、$50で握って、メーターで走っていないにしても、寄り道し過ぎだろ。

もう完全にナメられているのは分かった。とにかく早くホテルへ行けと命令したいのだが・・。
イライラしながら待っていると、ようやくヤツが戻ってきた。

怒りを伝えるんだから、もう日本語でも何でもいいや。
腕時計を、人差し指で何度も指しながら「一体、いつになったら着くんだ!」と怒鳴ると、こちらの心理状態が少しは分かったようで、「大丈夫、20分」という答えが返ってきた。

"何が大丈夫だ・・もう何でもいいから、早く行ってくれ"
しばらく走ると、フリーウェイが見えてきた。今度は、ちゃんとフリーウェイに上がって、「カープール・レーン(Carpool Lane)」を快調に飛ばしている。
着陸態勢に入った旅客機と同じ方向へ走っているので、どうやら西向きに走っているようだ。

フリーウェイを降りると、見慣れたイーグルライダーの店の前を通過し、宣言どおり約20分余りでホテルへ無事に到着。100ドル札を渡すと、室内灯に透かしてニセ札かどうか調べた上で、ちゃんと釣りをくれた。

ホテルの部屋に戻ると、まだN君は戻ってきていなかった。
時刻は21時を過ぎている。ようやく腹が減っていることに気がつき、非常食としてリュックに忍ばせていた、カロリーメイトをかじりながら日記をつける。
そういえば緊張して、ダウンタウンに到着してからずっと、写真も撮っていないことに気づいた。
タクシーの中の様子を収めておいたら面白かったのに・・・と、調子の良いことを考えるが、一時はどうなることかと思ったくせに、勝手なもんだ。
何事も無く戻れたことに感謝しよう。

N君たちは今頃、会社の仲間たちと楽しくパーティってところだろうなぁ。
こちらはアメリカ最後の夜のディナーが、カロリーメイトとは・・・情けない
シャワーを浴びて、ベッドで横になっていたら、いつの間にか寝てしまっていた。

日付が変わる頃、N君が戻ってきた。
彼は、ひとりでベニスビーチまで足を伸ばしたり、会社を見学したりしてから、仲間と一緒に中華を食べていたらしい。お酒も入ってご機嫌のようだ。(あ〜僕も中華が食べたかった!)

会社の仲間によると、ホテルからメトロを探して私が歩いていたあたりは、あまり治安が良くないところだったらしく、N君は心配して私の携帯に連絡をしてくれていたらしい。
まぁ無事に戻れたので結果オーライだったが・・・無知って恐ろしい

有難いことに、明日の朝、N君が中華を食べた会社の仲間、”ジャスティン”君が、ホテルまで迎えに来てくれて、空港まで送ってくれるらしい。
これで8時頃まで寝られると安心して、N君がベッドに入る前に、寝てしまった。

こうして、アメリカツーリング最後の夜、ロサンジェルスの夜は、平穏無事に迎えられた。
おやすみなさ〜い
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