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No 42
Date 2006・06・30・Fri
タクシー初体験雑踏の中、ようやくタクシーを拾ってパディントンのY君宅へ戻る。
そういえば、タクシーに乗るのも初めて。 目の前にはライトアップされたシドニータワーがそびえている。 乗り込んだタクシーは日本では見かけない車種なので、たぶんオーストラリア製なのだろう。ボディもデカいが車内もかなり広い。シート幅も広く、本革のように見えたのは黒い合成皮革のようだ。 静かで滑らかなV6エンジンの響きも心地よく、細い路地に入っても、かなり飛ばす。 ひぇ〜十字路があってもノンストップだ。慎重派の私にとっては「人やクルマが飛び出してくるかも知れないのに、よくもこれだけ飛ばせるなぁ」と呆れるほどだった。 後で聞いた話だと、横断歩道以外の所を渡っていて万一事故になったら、この場合は歩行者の責任になるらしく、まさにクルマ優先社会。十字路もラウンドアバウトと同様、右方優先の基本ルールが確立されているからこそなのかも知れない。 数日前の朝、ボガンガーの街で、横断歩道前に立っただけで、左右から来たクルマがピタッと停まって感激していたのは、あくまで横断歩道だったからなんだと、改めて気づいた。 シドニー空港までの所要時間や、早朝なら予約した方が良いと運転手さんから聞き、タクシー会社の連絡カードを貰い、15分ほどでパディントンのY君宅へ戻った。 今夜は、Y君や彼の友人達とともに、仕事が終わってから、オペラハウスで集合して飲みに行くことになっている。 アパートには、Y君の友人のK君が僕らを待ってくれていた。 明日の朝は5時過ぎには出発なので、タクシーの予約をし、荷物をパッキングしてから、タクシーをつかまえてオペラハウス前まで急ぐ。 さぁ、不眠の一夜が始まった・・・。 |
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No 41
Date 2006・06・25・Sun
オペラハウスを眼下にバイクでの往復を含めると、ハーバーブリッジを渡るのは、これで三回目だ。
8車線ある橋の上は、この時間もクルマでいっぱいだ。 割と落ち着いた車内で、私とN君だけがちょっと興奮しながら、おもむろにカメラを取り出し撮影を始める。 今回は運転していないし、余裕で景色を見ながら渡れるだろう・・・と思っていたが、これまでの間ゆっくり走っていた列車が、下り坂になっているのか橋の上からスピードアップし始めた。 ちょっと〜ゆっくり走ってよ〜って感じで、左側の車窓からオペラハウスを捉えるのに必死だった。 ![]() 視線を左前方に向けると、汚れた車窓から見えるシティ地区の高層ビル群の間から、「シドニータワー」が見えた。 高さ324.8m、シドニーのシンボルタワーだ。ここでは「スカイウォーク」と称するアトラクションがあって、268mの展望台上に作られた、ガラス張りのウォーキングルートを歩いて大パノラマを楽しむものらしいが、高いところが苦手な私だと多分動けなくなるんだろうなぁ。 ![]() ハーバーブリッジを渡り終えたシティレールは、まもなく地下に入り、タウンホール駅に到着した。 これでホーンズビー駅から約40分の鉄道旅行は、快適なうちに終了。 シティホール駅近くのショッピングセンターへ入り、オーストラリア土産を探す。 バイクツーリングがメインである今回の旅では、真夏の炎天下やスコールの中を走ったり、荷物を積むスペースもなかったから、途中でお土産を買えなかった。N君と人数を計算しながら、職場へのお土産をカゴに入れていく。 そう言えば、今日、ここまで仕事のことを一切思い出さなかったなぁ。よしよし、いいぞ・・・。 隣のお店へ移動。 壁一面にTシャツがハンガーに架かっている。ブーメランをモチーフにしたアボリジニ風デザインのモノを何枚か買った。ここで初めて海外でクレジットカードを使う。 気がつくと街の灯りが鮮やかになっていて、とっぷり日も暮れていた。 ここからY君宅までは、荷物もあるしタクシーに乗って戻ることにする。金曜の夜ということもあるのか、なかなか捕まらない。 |
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No 40
Date 2006・06・24・Sat
ふたたび・・・ハーバーブリッジ!2階建てのシティレールは、普通列車のためか、のんびり走っている。
モーターの音も高まらないし、トロトロと最高でも60km/hくらいまでしか上がらない感じ。 せっかくの2階席も、視界が高いのに窓が汚れていて外が見づらいのが残念だ。 途中停車駅での光景。 男性がホームに駆け込んできたが、目の前でドアが閉まった。ホームに両膝をつき、大声で叫び最後尾の車掌に向かって両手を合わせてお願いのポーズ。 席近くの乗客達とともに、どうなるか見ていたら、そのまま列車が動いてしまった。 大袈裟に天を見上げて頭をかかえるしぐさに、ドア付近の乗客が笑い出した。 なんか微笑ましい。 何駅か停車するごとに乗客が増えてきて、周りを見渡すと、ほぼ満席になってきた。 こちらは荷物を端に寄せてスペースをあけているが、我々の6人席には途中で乗り込んできた年配の女性が一人だけだ。 旅行者に気を使っているのか、東洋人と同席になりたくないのか複雑な気分。 ホーンズビー駅から30分以上経過した頃、右カーブとなっている線路の右手前方に巨大なハーバーブリッジが見えてきた。 |
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No 39
Date 2006・06・21・Wed
アフターツーリング、スタート!バイクを下りたら、もうただの旅行者。
ここからは、ツーリングレポートではなく、海外初歩きと称して、翌朝早くに出発するまでのシドニーでの不眠の一夜と、帰りに途中で立ち寄り一泊した香港の街で、見た事や体験したことを、気ままに書き綴っていきます。 どうぞ、よろしく ![]() ************************* オーストラリアの鉄道で、シドニー近郊の路線を「シティレール」と呼んでいる。 海外で鉄道に乗るのも、もちろん初めてだ。 ホーンズビーの駅駐車場から階段を上がって駅舎へ向かう。 ![]() バイク乗りにとって、好きな時間に好きなところへ行ける便利な道具を、急に奪われてしまうと、妙に落ち着かないものだ。 ツアー旅行のように手順良く次々に連れて行ってもらうのではなく、どこに行くにも自分で歩くか、公共交通機関に頼るしかないからね。 駅の窓口でホーンズビーの駅からシドニータウンホール駅までの切符を買う。 一人5ドル弱なので400円強ってとこか。 磁気の入った量販店のポイントカードみたいな感じだ。 改札横の売店で綺麗なグリーン色の缶に入ったドリンク「V」を買って飲む。 飲みすぎ注意の栄養ドリンクだが「レッドブル」のほうが口に合う感じ。 ホームに下りて列車案内板の時刻を見ると、少し遅れているみたいだ。 しばらく列車を待っていると、なかなかカッコいい、全車両2階建ての近鉄特急みたいなのが入ってきた。 ![]() そうだ、確か列車もハーバーブリッジを渡るはずだし、せっかくだから窓際に座ろうっと。 ドアが開いたので階段を上がり眺めの良い2階席を陣取る。 シートの配置は新幹線のように、3列+2列の対座シートになっている。車内は空いていたので、その3列側の6人席に、我ら東洋人二人がヘルメットと荷物を置いて占領する。 車内の路線案内図を見ると、目的地まで18駅もあるぞ。 さぁて何分くらいかかるのかなぁ? まもなくベルが鳴り、シティレールはシドニー市内へ向けて静かに発車した。 |
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No 38
Date 2006・06・14・Wed
さよなら・・・Triumph&BMW!結局、ほとんどホーンズビーの町まで続いた大渋滞は、別に事故でもなく、金曜夕方の勤務先からの単なる帰宅渋滞だったようだ。そういえばシドニーに来てから大きな道路は渋滞ばかりだったような気がするなぁ。町に入ったところで最後の給油を行い、駅の駐車場に向かった。
指定時間の17時を20分あまりオーバーして到着した駅の駐車場には、レンタルバイクショップ「オージーバイカー」の社長と18歳になる彼の息子の二人が笑顔で待っていた。トヨタのハイラックスで、僕たちが走ってきたパシフィックハイウェイをヌーサから1500km、交代しながら、ぶっ続けで飛ばしてきたみたいだ。サスガ・・・。 ドロだらけのバイクを前に、各部のチェックを受ける。 事情を説明し、洗車する時間がなかったことを伝えると、あっさりと「OK!構わないよ」と言ってくれた。あれだけ苦労して洗車場を探してたのにぃ・・・。これじゃあ、初めから割り切ってビーチでのんびりしてても良かったなぁとN君と顔を見合わせる。 まずBMWは、修理したパニアケースをチェックしていたが、お咎めなしみたいだ。 転倒した左側のグリップエンドは、大したキズもついていなかった為か、こちらも問題なしだった。 ![]() トライアンフの方は、キズひとつなかったが、エキパイには何かのゴムかビニールが融けたような跡が残っていた。ブーツの底かレインウェアの一部がくっついたのかと思って足元を見たが、どうもなかったので、どこかから飛んできたものが張り付いたのかも・・・しかし別に問題なくチェックは終わった。 ![]() 結局、1500kmのサービス距離を若干オーバーしたこと・・・返却時間を20分程度超過したこと・・・など、もろもろ含めて20ドル追加で支払うので面倒見てくれ・・・とこちら側から提案。これを社長が受け入れてくれたので、めでたく契約完了だ。次回レンタル時10%割引のチケットを貰い、握手で終了。話がわかるオージーバイカーさん! ついに・・・ここでトライアンフ、BMWとはお別れだ。 バイクをトラックに積み込むのをN君が手伝い、タイダウンベルトで締め上げて固定された。 トラックに載せられた二台のバイクを改めて眺める。 この六日間の楽しい光景が胸に蘇ってくる。このバイクを選んで正解だった。二台とも本当にいいバイクだ。 特にトライアンフ・スピードマスターは、トラブらないか最初は心配していたが、乗りやすくノントラブルで、こちらでの人気も抜群だった。日本では正規に輸入されていないので、もう乗ることは出来ないので寂しい。 BMWも高速での安定性は類を見なかった。日本では手が出ない価格のバイクに一週間も乗れたことは幸せだった。今も憧れのバイクであることに変わりは無い。 ![]() ![]() 手を振ってトラックが駐車場から出て行くのを感慨深く見送る。 とうとう、これで6日間の海外ツーリングの幕が下りた。 無事にゴールできたということが一番だ。 N君、お疲れ様でした。ここまで来れたのもN君のおかげだ。本当に有難う!楽しかったよ! さて、シドニーの街へは列車で帰ることになる。 これもまた初めての経験だ。 そう、アフターツーリングの旅が、ここから新たに始まった・・・。 |










