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No 36
Date 2006・05・16・Tue
全車線びっしりの大渋滞・・・![]() オペラハウスの東側には、「ミセスマックォーリーズポイント」と呼ばれる絵ハガキショットがある。オペラハウスとハーバーブリッジを一緒に写真に収めることができる人気ポイントだ。 ここでN君と一緒に何枚か撮影を終えて、駐車場に戻る途中、N君がくわえていたタバコを見た露店のにいちゃんが「すまないがタバコを1本めぐんでくれないか?好きな飲み物1本あげるから」と声をかけてきた。一人で店番しているから離れられないらしい。タバコ1本でAU$3(約270円)のドリンクと交換出来て、N君もちょっと得した気分のようだ。 ![]() シティ地区の高層ビル群を遠目に眺めたあと、Y君のアパートに一旦戻った。時刻はもう3時を過ぎている。バイクを返すので、元通りトライアンフにバッグ、BMWにパニアケースを付け、数人のY君の友人達に見送られながら、約30km北のホーンズビーへと出発した。 ハーバーブリッジを渡る前に、ここまでバイクでやってきたことを証拠に撮っておかなくてはと、再度オペラハウス前に立ち寄り、バイクとともに記念撮影。 ![]() 昨日と逆にハーバーブリッジを南側から渡り、1号線を北上。途中から片側2車線に路肩も含めて3車線すべてが動かない大渋滞に巻き込まれる。何なんだ、この渋滞は?行けども行けども、これまで見たことないくらい、全車線ビッシリとクルマで埋まっている。 バイクもすり抜けが難しいほどの狭い車線が続いているので、赤信号のときに少しずつ前へ出る作戦をとった。 こんな渋滞の最中、信号待ちの最前列に我々が躍り出たところで、ワゴン車を運転していたおばさんから「まぁトライアンフじゃない!」と、ここでも声をかけられる。う〜ん、こんなおばさんまでもが・・・トライアンフって、やっぱりスゴイわ・・・。 まさか日本で年輩のおばさんが「まぁホンダじゃない!」なんてわざわざ声かけてきます?・・・やはりトライアンフ恐るべし。 夕方5時の返却期限を過ぎると1分単位でチャージがかかる契約になっているので、縫うように前へ進む。余裕を持って出発したはずなのに、もう二人とも焦りまくり状態。 いつしか時計はリミットの5時になろうとしていた・・・。 |
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No 37
Date 2006・05・13・Sat
シドニーのツートップ競演ボンダイビーチを諦めた我々は、とにかくオペラハウスは絶対に外せないポイントだよなぁと、さっそく向かうことにした。さっきまでマジギレしていたN君とともに、メインストリートである「オックスフォードストリート」を市内へと進む。
ハイドパーク近くになると、茶色い砂岩の建造物が次々と目に入ってくる。 「オーストラリア博物館」に、二つの尖塔がそびえる荘厳なゴシック様式の「セントメリーズ大聖堂」など、ツアーで来た人なら必ず案内されるであろう観光スポットを、渋滞でチョロチョロと進みながら、横目で外観だけ観光する。ニューサウスウエールズ州の議事堂を右手に、シドニーの目抜き通り「マックォーリーストリート」を北へ向かう。 ![]() マックォーリーストリートの突き当たりがオペラハウスだ。 軽い下り坂の先に見えてきたのは、ハーバーブリッジとオペラハウス・・・ シドニー名所、ツートップの競演だ。 駐車場は地下にあり、ぐるぐると螺旋状に下っていく。バイクは一台AU$7(約630円)!やはり高いなぁ。料金を窓口で支払って階段を上がると、目の前にヨットの帆をイメージしたという、あの見慣れた建物が・・・。 ![]() またしてもツアコン風にガイドしますと、世界規模でのデザイン公募によって決まった、デンマークの建築家ジョーン・ウッツォンにより、14年の歳月と1億200万ドルの費用をかけて1973年に完成したものらしい。 ・・・ということは、私の生まれる前の年、1959年(47年前)にデザインされたものなのかぁ、そうして見ると今でも前衛的だし、改めて凄いデザインだと感じ入った。 この中には、オペラシアターやコンサートホールなど4つの劇場の他、図書館やレストランも入っており、この日も何かの舞台演劇が開催されていた。 ![]() 左手にはシドニー湾に架かるハーバーブリッジがそびえる。アーチの頂上付近には2本のオーストラリア国旗が風にはためいていた。 ![]() 照りつける日差しの中を、写真を撮りながら、オペラハウスを一周した。N君はビーチで焼く時間がなくなったので、上半身ハダカになって「ロイヤル・ボタニックガーデン」というオーストラリア各地の植物が集められた植物園の中を、どんどん先へと歩いて行く。 最近、お腹だけ出て来た「逆コークボトル体型」の私は、醜態を晒すのも周りの方の迷惑になるので、シャツを脱ぎたくとも脱げない。あまりの暑さに、アイスクリームを買って食べながら(余計、ハラ出るっちゅうねん!)、N君の後をついて行くことにした。 |
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No 35
Date 2006・05・07・Sun
N君、ついにキレる!昨夜Y君は友人のPさん宅へ泊まり、僕達に自由に部屋を使わせてくれた。
ホント申し訳なかったです・・・。 明日は早朝5時にシドニーを出発するので、実質シドニー最終日である今日の予定は・・・ どこかで朝メシを食べて、アパートで洗濯をし、シドニー近くのボンダイビーチで体を焼き、泥だらけになったバイクを洗車し、夕方17時迄にシドニーから約30kmの「ホーンズビー(Hornsby)」の駅でバイクを返却し、鉄道でシドニーへ引き返し、土産物を買い、アパートに一旦戻って、荷物をまとめた上で、Y君の仲間達とオペラハウス前で合流して飲みに行くことになっている・・・ハァハァ。 ・・・とてもハードな一日だ。 ![]() アパートの近くのオープンカフェで朝食。 トロピカルジュースとクロワッサンサンドにコーヒーといったものだったが、二人で約4,000円弱! 全体的にオーストラリアって物価が高い気がするんだよなぁ。 ![]() アパートに戻ると、見たことない東洋人だナと、不審そうに見つめるチェコ出身の怖そうなアパートの管理人に、精一杯の愛想をふりまいて挨拶し、ランドリールームで洗濯後、ボンダイビーチに向けて出発した。最終日もN君がBMW、私がトライアンフだ。 バイクを期限までに返却するためには、15時過ぎにはシドニーを出ないといけない。もう9:30を回っているぞ、急げ。時間がない。 シドニーの代表的なビーチ「ボンダイビーチ」は、バイクで15分ほどで着く。オーストラリアで最初にトップレスが認められたビーチだそうだが、そんなことに気を取られているヒマはない。 まずレンタルバイク屋との契約で、返却する時までに洗車をしておかないといけないので、洗車場を探す。うまく行けば洗車してもらっている間にビーチで泳げるかも、という淡い期待も虚しく、どこにも洗車場が見つからない。洗車ごときに貴重な時間を費やしていることに、だんだんN君が不機嫌になっていくのが分かる。 ガソリンスタンドを何軒か回ったが、クルマの洗車機はあっても、バイクが洗車出来るところはどこにもない。水道の蛇口とバケツだけ貸してもらえれば、タオルを雑巾代わりにして洗えるのになぁ・・・。 こちらの洗車場って、私が想像していた日本のコイン洗車場のようなところではないらしく、N君によるとショッピングセンターなどの駐車場に併設されていて、買い物している間に洗車してくれる場所なのだそうだ。 渋滞するビーチ周辺をグルグル回っても見つからず、結局市内まで戻り、ショッピングセンターを探す。二軒目のショッピングセンター地下駐車場で洗車場らしきところを発見したが、誰もいない。休みなのか? ![]() 駐車場の係員にN君が聞きに行ったが「そんなの知ったこっちゃねぇ。あいつらが勝手に商売してんだ」と何とも冷たい対応に、N君が怒りながら戻ってきた。仕方なくショッピングセンターに入り案内カウンターで聞くと、「そこにあるインターホンで聞いてちょうだい」と丸投げ。どうなってんだ?とボタンを押してインターホンから聞こえてきた声は、さっきの駐車場の係員だ。「またお前かよ、分かんねぇって言ってんだろ!」堂々巡りだ。 N君も怒り心頭、「クソッたれ、もう出ましょう!」 次を探しに店を出ようとしたら、店の出口でガードマンに呼び止められた。持ち物を見せろ?ボディーチェック?商品を買わずに出ようとしたので、なんと万引きだと思っているのだ。すぐに無実は証明されたが、これで完全にN君はキレた! |
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No 34
Date 2006・05・06・Sat
パディントンで祝杯を・・・前を走るN君は、以前この街に来たことがあるかのように、シドニーの街を右に左に自信満々に道を進んでいく。住所と簡単な地図だけで、よくも分かるもんだなぁと感心する。
今夜お世話になるY君のアパートは、ハーバーブリッジ南側のシティ地区から5km足らずのところにあるパディントンと言う街区にあるのだが、N君はほとんど目と鼻の先くらいのところまで正確に探しあてた。 N君が電話をかけると自宅にいたY君が、下駄を鳴らしながら近くまで迎えにきてくれた。 Y君はシドニー市内の病院で働く看護師さんで、今夜は彼の部屋に泊めてもらうことになっている。このあたりは取り締まりが厳しいらしく、駐車禁止エリアを避けて二台のバイクをアパートの近くに駐車し荷物を解いた。 ![]() 昨夜N君から私がケガをしたことを電話で伝えておいてくれたので、本職のY君がゴム手袋をはめて、手際よく消毒と防水パッチ処理を部屋でしてくれた。どうも有難う。お世話おかけしました。 シャワーを浴びてから、三人で街を歩いてお肉がおいしいという近くのレストランへ夕食を摂りに出かけた。 N君は赤ワインが好きで、かつソムリエのように色々と詳しい。本来ならば有名なオーストラリアワインの産地ハンターバレーへ行く予定にしていたが、時間が無く寄れなかったので、途中の酒屋でハンターバレー産のワインを買ってからレストランに入ることにした。 ![]() N君はステーキ、Y君はチキンのシュニッツェル、私は仔牛のシュニッツェルを注文して、さぁハンターバレーのワインで乾杯だ。チィース!カンパーイ! 「無事に着くことができて良かったね!N君、今回の旅に誘ってくれて本当に有難う!」 昨日、おとといと、N君はまともに飲んでいないので、今日はおいしい料理とともにワインを堪能してもらおう。 ![]() ところで、N君は次の定期異動で東京本社へ戻るのがほぼ確実なので、こうして一緒に旅に出るのも最後かも知れない・・・。 おっとヤバい、またもや目が潤んできた。 楽しく食事しているのになぁ・・・いやぁホントに涙もろくなってしまってゴメン・・・。 途中からY君の友人のPさんも合流し、この日はみんなゴキゲンで遅くまで飲み歩いてしまった。 第五日目(2/23)の走行距離・・・565km |
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No 33
Date 2006・05・04・Thu
夕焼けのハーバーブリッジ突然、目の前に現われたのは、巨大な黒い橋だった。
緩い左カーブのあと、軽い登り勾配で右カーブになっている、つまり緩いS字カーブの先に見えているのが、写真では見たことのある「シドニーハーバーブリッジ」! マジで?心の準備も出来ないままに勾配をどんどん登って行く。ついにシドニーに到着だ。 橋の真ん中あたりで、前を走るN君も感動のあまりガッツポーズを連発している。聞こえないのは分かっていながらも、彼に後ろから叫ばずにはいられなかった。 「とうとう来たよなぁ!」 かなり高いところを走っているので、橋の上からは遠くまで見渡せる。 眼下のシドニー湾には何隻かの船も見えている。 右手の湾上にはハイウェイでの雨雲が嘘のように、綺麗な夕焼けだ。 真っ赤な夕日が、僕達が来るまで待っていてくれたように迎えてくれている。 (・・・この時、N君が言うのには、左下にオペラハウスが見えていたらしいが、右手の夕日に見とれていて私は見逃していた・・・残念!) 橋の上は、8車線+鉄道の上下線で、かなりの幅がある。時間帯によって車線数が変わるらしく、車線ごとに頭上にある緑と赤のサインで区分されている。 ガイドブックによると、不況対策のために1932年に完成された全長1149mのこの橋は、シングルアーチの橋としては世界で二番目に長く、全幅49mは世界一だそうだ。 橋を渡り終え、シティに入った最初の信号を渡ったところで路肩へ二台のバイクを停めた。 エンジンを止め、ヘルメットとグローブを脱いでN君に駆け寄った。お互いに笑顔で右手を差し出し握手だ。彼も力強く握り返してくれた。 「お疲れさん!ついに来たねぇ!N君のおかげだよ。ホントに有り難う!」 しばし、感動に浸りながら暮れ始めたシドニーの街を見渡す。 ![]() 一息入れたところで、とりあえず今夜泊めていただくN君の友人、Y君宅のあるパディントン地区を目指して再度トライアンフのエンジンに火を入れた。 |















