海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
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Wind of Queensland

海外超初心者の中年ライダーが、海外エキスパートの後輩とともにバイクツーリング!凸凹コンビの行き当たりばったり旅日記。第一弾・トライアンフでオーストラリア東海岸!の次は、第二弾・ハーレーでアメリカ西海岸!
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No  131

アメリカツーリング総集編 第1位!


「ハーレーダビッドソンの鼓動」
96キュービックインチ(=1584cc)の超弩級サイズのピストンが上下して生まれるトルクによる鼓動を堪能できる、迫力ある「ツインカム96」のエンジン

グランドキャニオンや、モニュメントバレーといった、アメリカを代表するロケーションも、これまで目にしたことのない地球規模の感動モノだったが、8日間、共にアメリカの大地を駆け抜けた、相棒のハーレーダビッドソンのエンジンが生み出す独特の鼓動(+振動)には、日々感動しっぱなしだった。
今回のアメリカツーリングで、とにかく一番印象に残ったモノといえば、これに尽きる。
・・・というわけで、独断で選んだアメリカツーリングの記憶、第一位の栄誉は、ハーレーダビッドソン様に与えることにしましょう。
最初の相棒「FXDB ダイナ・ストリートボブ」〜インターステート15号線にて〜

バイクのエンジンは、振動もなくシュイーンと回るマルチシリンダーのフィーリングが最高だと、これまでは思っていたのに、ハーレー独特の狭角45°V型2気筒の魅力、ビッグツインが生み出す鼓動感と、独特の不整爆発気味なエキゾーストノートに触れて、完全に参ってしまった。
他のどのメーカーにも真似のできない、この独特のサウンドそのものを、なぜ登録商標化しているのかがよくわかった。
2台目の相棒「FXDL ダイナ・ローライダー」は、車重が320kgもあるとは思えないほど取り回し抜群だった。〜リトル・コロラドにて〜
ロスなど都市近郊のフリーウェイを走っているだけなら、高速域で圧倒的な動力性能を誇る、日本製リッタークラスのスポーツバイクや、BMWなどのクルーザーが、移動ツールとしては快適で文句ないのだろうが、交通量の少ない砂漠の一本道などを、トップギアでドコドコと、エンジンの鼓動を楽しみながら走っていると、まるでエンジンが生き物のようで、右手でスロットルを開閉するたびに対話しているようなフレンドリーな関係になれる。
いかにも大らかで男前な、アメリカ文化を代表する乗り物だと実感できた。
ローライダーの名前通り、両足はベッタリ。地に足がつく安心感はすべてが良い方向に。」〜レイクパウエル湖畔にて〜
日本に帰ってきてから、真っ先にハーレーの試乗に行ってみた。
しかし、アメリカ本国仕様の迫力ある純正ノーマルサウンドが耳に残っていたためか、日本の騒音規制によって骨抜きにされてスカスカになったサウンドに失望したし、渋滞でゴーストップの繰り返しといった道路事情では、なんか宝の持ち腐れになってしまう気がしてしまった。
でも・・・いずれは手に入れて、シブくカスタマイズしたいナァ。
マフラーを換装して本国仕様のサウンドにしたいし、やっぱり。
自由なるアメリカを駆け抜ける、自由なるバイク・・・ハーレーダビッドソン〜モニュメントバレーとグランドキャニオンのT字路分岐にある踏切にて〜
アメリカ合衆国。・・・まだまだ見たいところがいっぱいある。
今回のツーリングは現地8日間、パンクトラブルなどはあったが、モニュメントバレーやグランドキャニオン、ルート66など、欲張りとも思えるルートを効率よく回ったはずだが、とても走り足りない。
個人的には、ルート66全線制覇や、ヨセミテ国立公園やデスバレー、さらにはカナディアンロッキーや、最果てのアラスカまで、北米大陸を走り尽くしてみたい。
ハーレーダビッドソンの鼓動とともに!
ハーレーに再び跨る日を夢見て・・・
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No  130

アメリカツーリング総集編 第2位


「モニュメントバレー」
・実を言うと、実際に行くまで、あまり予備知識もなく、名前くらいは聞いたことがあった程度の場所だった。
出発の日、関西空港4Fの出発ロビーに、モニュメントバレーの大きなパネルがあって、「へぇ、あんなところへ行くんだ〜」と思ったくらいだった。
しか〜し・・・行ってみてビックリ
特にビジターセンターからの眺めは素晴らしく、地球のイメージが変わった。
贅沢にも夕焼けと夜明けの2回も楽しんだが、可能ならもう一度見に来たいと思った。
パンクトラブルで、一時は断念しかけた目的地だったが、今思うと、辿り着けて本当にラッキーだった。

カイエンタの町のモーテルに荷物を置いてから出掛けて、最初に見えたモニュメントに、思わず停車して撮った一枚
緑のランプが点灯しているのでわかると思うが、実は、この写真を撮影している時、ギアをニュートラルにしていたため、ズルズルとハーレーが動き始め、カメラを構えたまま思わずコケそうになったのだ

影が長く伸び始めて、モニュメント群が赤く光り始める。
これだけの景観を持つ観光地なのに、観光客らしい人影もまばらだった。

あたり一面が、真っ赤に染まる光景に、夕暮れ時を逃すなという意味がわかる。
まだ明るそうに写っているが、刻一刻と赤から茶色、黒へと色調が変わっていき、真っ暗闇になるまで空を見ていた。

まさに、燃える夕焼け。
オーロラのように、どんどん色が変化する、この夕焼けの色が空一面に広がっていく様子は、今も目に焼き付いている。

午前5時過ぎにベッドを抜け出し、カイエンタの町を夜明け前に出て、鼻水をすすりながら、待つこと30分。東の空が・・・
神々しいモニュメントバレーの夜明け。夜が明けても、あたりは本当に静かだった。

モニュメントバレーのすぐ近くにある、ユタ州とアリゾナ州との境界。
このあたりかな、きのうN君がファットボーイを倒してしまったのは。

ビジターセンターから、ビュート(残丘)と呼ばれるモニュメントをバックに。
日が昇り、ようやく寒さから解放された。
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No  129

アメリカツーリング総集編 第3位


「グランドキャニオン」
・キャメロンの町を出ると、"グンドキャニオンまで○○マイル"という標識を見るたびに、ワクワクしながら走ってました。しかし、行けども行けども遠かった感覚が残ってます。
・実際に着いてみると、これまた想像以上のスケール感。
地球の歴史の1/3がむき出しになっている地層を見ていると、学生時代に、好きだった"地学"の講義を興味深く聞いていた頃を思い出してしまった。
セレブな人たちは、ヘリで上空からも観光していたけど、上から見るとやっぱり気持ちイイんだろうなぁ。

これはグランドキャニオンに入る前に立ち寄った「リトル・コロラド」。
ここでも垂直方向はかなりの高さだった。
地震でもきたら全体が崩れてしまうのでは・・・

二人が最初に見た「グランドキャニオン」がこの景色。
ゲートを入ってすぐの駐車場から歩いて5分のところにある「デザートビュー展望台」からの眺めだ。
恥ずかしながら、スゲェ〜という言葉しか出てこなかった。

どこまで続いてるの〜?って感じ
地層のお勉強にどうぞ

噴火口なのかな?周りを見渡してもここだけ山になっているんですが・・・


デザートビューから走ること約30分。有名な展望台のひとつ「マーサーポイント」。次の日、この柵から女の子が落ちたというニュースをテレビで見て驚いた。
そういえば、低かったなぁ、この柵

人間がいないと、そのスケール感は分からないだろうと思う。
となりの展望台を横から見た図
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No  128

アメリカツーリング総集編 第4位


「ルート66沿いの古い町並み」
●ウイリアムズ(Williams)の町。
60年代の町並みを、町ぐるみで保存しているらしく、規模は大きくないが、雰囲気のあるお店が連なる。
標高が高いところにあるとは後で知ったが、近くにスキー場もあり、冬には雪が積もるらしい。
東西方向に一方通行の通りが2本あり、ノーヘルでハーレーの音を楽しみながら、アーリーアメリカンな雰囲気の町をぐるぐる回ったのも楽しかった。

インターステート40号線を越えるところにあった、ウイリアムズの町の入口を表す標識。
この日は夜明け前からモニュメントバレーを見に行ったりで疲れており、この時には夕暮れが迫ってきていたので、早くモーテルを探したかった。

「ルート66」という名前に惹かれて決めたウイリアムズのモーテル。
となりの部屋に泊まっていたヨーロッパ人の男3人組が赤いマスタングクーペで旅を続けていたのを思い出す。

モーテル前にあったガソリンスタンド博物館。


ここのオープンテラスで、ウマいリブステーキを食べた。
N君も、この町が気に入り「アメリカもいいでしょ」と終始上機嫌だった。
N君が「私のボスなんだけど、仕事ばかりで疲れているみたいなんだ。一緒に写真撮らせてやって」とウエイトレスの女性に頼んだら、腕を組んでギューッと抱きしめられたんだっけ。

翌朝、ブランチを食べに行ったダイナー。前の道路は東行きの一方通行。
どこのダイナーでも、パンの種類、卵の個数、ポテトの料理方法(マッシュかフライドか)、ベーコンかハンバーグかなどフルチョイスシステムだ。


●オートマン(Oatman)
サボテンだらけの峠道を下ってきたら、いきなり山の中に、西部劇で見たような街並みが現れた。
日本で言えば、宿場町といった風情、妻籠宿といったところかな。

映画で見た、西部劇の町そのもの。決闘シーンを再現するショーもあったり、ここも町ぐるみで景観保存しているようだ。
タイムスリップしたような町並み。この町で出会った人たちは、皆、親しげに近づいてくる。町の人全員が顔見知りという距離感の近さ。

ちょっとコワモテのヨーロッパ人ライダーに声をかけられるN君。
どんどんハーレーが集まってくる。日本車に乗っている人は、ちょっと変わり者な人って感じ。

泊まるところがないのにN君が交渉して、炭鉱夫の空家に泊めてもらうことになった。行き当たりばったり旅の楽しさを感じた夜だった。
これぞサボテンというカタチのものが門柱がわりになっている。

この家の前のベンチで、虫の声しか聞こえない真夜中に、地球の自転を感じるほど、時を忘れて満天の星空を眺め続けたことが印象的。流れ星も見れたしね。
初めてモーテルでない、普通のお家に泊まることができた。

最初は嫌がって逃げていたのに、初めて馬に乗ったことも、この町が記憶に残る理由のひとつになった。
美人のカウガールが、ずっと僕たちを振り返りながら観光案内をしてくれているのに、さっぱり意味は分からなかった。

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No  126

アメリカツーリング総集編 第5位!

2,500km近く走破した今回のアメリカツーリング。
行ってみてわかりました。・・・アメリカって本当に広い。そして素晴らしい。

総集編を兼ねて、私の独断と勝手によりまして、今回の旅で印象に残ったポイントを、再びベスト5として挙げてみることにしました。


「"道"の素晴らしさ」
・30分後に走る景色がずっと前から見えるほどの一直線の道路があったり、西部開拓時代から変わっていないであろう、まわりに何もない砂漠の風景が、すごく新鮮だった。
・インターステートハイウェイだけでなく、ルート66や、名もない田舎の一般道まで、どこもロケーションが良かったし、オンロードバイクにとって、本当に気持ちのよい舗装路ばかりだった。
でも、その素晴らしさは、たぶん地元の人も気づいていないんだろうなぁ。
以下に、ほんの一例を・・・。

サンディエゴからロサンジェルス、ラスベガスを経由してソルトレイクシティまで、気の遠くなる距離を結ぶ、「インターステートハイウェイ15号線」(メスキート〜セントジョージ)・・・こうした道を、ハイウェイペグに両足を投げ出して走る。これぞ、まさにアメリカンスタイル。
メスキートを出て、アリゾナ州に入って岩盤渓谷を抜けたあたりの風景。ローライダーにスイッチしてから天気も最高!気持ち良かったなぁ

「USハイウェイ89号線」(カナブ〜ペイジ)・・・見渡す限り人家もなく、何もない景色が素晴らしい。
そうそう、このあたり風が強かったんだよなぁ、もう少し行ったところで左折し、レイクパウエルを眼下に見て感激するんだ

「USハイウェイ160号線」(チューバシティ〜キャメロン)・・・周囲の砂漠から飛んでくる砂が浮いているので注意が必要だが、丘を越えるたびに、こうした景色に、ひとり歓声をあげていた。
160号線は交通量が多かったなぁ。ひたすらグランドキャニオン目指してキャメロンまでノンストップだ。

「グランドキャニオン国立公園サウスリム内64号線」(デザートビュー〜マーサーポイント)・・・周囲は果てしない原生林だ。これまで砂漠ばかりの景色だったので、懐かしいというか落ち着く気がした。
グランドキャニオン国立公園内の道路。大きなキャンピングカーがいたり観光地らしく交通量も増えだした。

「ルート66」(アシュフォーク〜キングマン)・・・ウイリアムズを出てインターステート40号線をアシュフォークで降りて、ルート66へ。町を抜けると、インターステートハイウェイと変わらない巡航速度になる。
ルート66は、場所によっては大きな穴ボコがあって注意が必要。何マイルかごとに「Route66」のロードペインティングがある。

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No  127

Fly to Japan

ソウル・インチョン国際空港でのトランジット。
往路の3時間半に比べると、今回は1時間半だし、空港ビルも探検済なので、待合ロビーのソファーで、韓国のテレビ番組を見て時間を潰すことにする。

ちょうど釜山で開催されている「???音楽祭」の生中継をやっていた。
会場が、どうも港というか、海に近い屋外の会場のようだが、風が強いらしく、気の毒に全員が髪を振り乱して、すごい絵になっている。

さて搭乗時間。旅に出る前のチケット発券時に、このソウル⇒関空便が満席で取れなくて、キャンセル待ちになっていただけあって、席は中央4列の中寄り。大手旅行会社のツアーでも、ソウルで夕方まで遊べる、夜帰り便が人気らしく、500席近いB747でも、やはり満席だった。

19時過ぎに、KAL「KE721」便はインチョン国際空港を離陸。
往きと同じように、ちらし寿司が出て、音楽を聴いている間に眠ってしまう。
インチョンを飛び立って1時間50分後、午後9時少し前に関西国際空港に着陸。

ロサンジェルスを出発してから16時間近く経過しているわけで、西海岸時間だと明け方になる勘定だが、特に時差ボケらしきものもなく、スムーズに入国審査も終了。
ロスで荷物タッグの間違いに気づいたおかげで、荷物も無事に受け取れた。

関空1階の到着ロビーフロアに出てくると、家族が出迎えてくれた。
オーストラリアに次いで、ようやく2度目の海外旅行を無事に終えて帰ってきたので、
「どうだ、ひとりでアメリカまで行って帰ってこれたぞ」と自慢したかったが、よく考えると、カミさんはカタコト英語しか話せないのに、娘と二人だけで、2度もアイルランドまで行き、現地のツアーに参加したり、スイスの友達宅まで、ひとりで決めて勝手に飛んで行ってしまう人だし、バカにされるだけなので・・・やめた
駐車場まで、磯の香りがする湿った空気の中を歩くと、カリフォルニアの乾いた青空と砂漠の風景が、まるで別世界のように感じると同時に、また普段の日常に戻らなければならない現実が急に押し寄せてきた。
「ハーレーに乗るために・・・また頑張るか!」
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No  125

Fly to Korea

ロサンジェルス空港の免税店では、日本人のスタッフも応対していた。
久しぶりに聞く日本語・・・ス〜ッと自然に耳に入ってくる心地良さ。
英語も、こうなりたい!

出発案内の掲示板では、私が搭乗する「KE018」便にランプが点灯し始めた。もう受付開始時間になったが、シンガポール航空のカウンターには、まだN君は来ていない。

携帯に連絡してみると、まだ空港に到着していないとのこと。
直接、N君と話をしたかったが仕方がないので、今回も、お世話になった御礼を言い、またの再会を約束して、イミグレを無事に抜けて搭乗待合室に入った。

待合エプロンまで行く途中、ウラの誘導路を間近で見られる場所があった。
カンタス航空の747が、ちょうどトレーラーに牽引されていくところだったが、飛行機好きには良い撮影ポイントだろう。
トレーラーで牽引されるジャンボが間近で見られる

通路側の席が取れなかったので、出来るだけトイレに行く回数を抑えるために、利尿作用のあるコーヒーや紅茶をやめた上で、搭乗案内のアナウンスが流れてから最後のトイレに行った。

搭乗開始となり、これからソウルまで運んでもらうKALの747を眺める。知らない間に、ロスの空が曇りだしていた。
ソウルまで12時間余り

やはり満席で、私の席は機体後方の窓側3列席の真ん中だった。まぁ格安航空券で、日本まで3万ちょいで連れていってもらうのだから贅沢は言えないな。
エプロンを離れてから離陸するまで延々と長い誘導路を進み、離陸の順番待ちをしている間に眠ってしまっていたが、満席で離陸重量が重くなっている機体を、強引に加速させて、10日近く滞在したアメリカ合衆国から・・さよならした。

その後は、スムーズなフライトと、ボリュームある機内食を平らげて、映画を観ながら時間をつぶす。日本語字幕のある映画は限られていたが、ニコラス・ケイジ主演の「NEXT」という映画(日本でも今年の5月から公開されている)を観ていたら、舞台がラスベガスからアリゾナの砂漠地帯、ロスの街中と、今回のツーリングでも通過したところがあった。特にロスの街中シーンでは、私が一人歩きした通りで撮影されていたので「おっ、あの銀行前を走っていたんや」と、ハリウッド映画を初めて身近に楽しめた。

偏西風に逆らって、広い太平洋をひたすら西へ。ナビの画面で現在地を何度も確認するが、向かい風のため、往きよりも1時間以上時間がかかると思うと、余計遠く感じてしまうなぁ。

12時間後、10月14日、日曜日の夕方17:30、ソウル・インチョン国際空港へ着陸した。
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No  124

気になる手荷物タッグ

約束どおり、翌朝9時に、ジャスティン氏がホテルまで迎えに来てくれた。
25歳と聞いたが、とてもそうは見えない貫禄の彼は、日産自動車の仕事をしている関係で、愛車もエクストレイルだ。
N君がホテルの精算してくれている間に、荷物をクルマに載せながら、ジャスティン氏と初のアメリカ体験の感想などを話したりして待っていた。

ホテルから空港までは約10分ほどの距離。
ジャスティン氏の運転で、LAXの標識が見えてくると、これでアメリカを離れてしまうのが惜しくなってくる。
LAXへの入口

ターミナル入口で、クルマを一台ずつ停車させて、空港警察の検問があった。
9.11以降、たぶん毎日の日課になっているのだろうな。
エアポートポリスの検問

私は、お昼発の便なので、10時過ぎにはチェックインしないといけないが、N君の出発は私より2時間後で、まだ余裕があるため、ジャスティン氏と近くのショッピングセンターへ、お土産を買いに行くらしい。N君が乗るシンガポール航空のカウンターで、のちほど合流することにした。
このまま会えないかも知れないので、N君とは一応、再会を約し握手をして分かれる。


さてと・・・アメリカの空港で、慣れない出国手続きが、はたして一人で出来るのか。
まずは大韓航空(KAL)のチェックインカウンターを探して列に並ぶ。
カウンターにいた数人の女性は、すべて韓国の人ばかりのようだが、その中から私を呼んだのは、どうやら見習い期間中の研修生らしく、横に教育係の男性がついていた。パスポートを見せても英語で返ってくるので、二人とも日本語は分からないようだ。

何かイヤな予感がしたが、案の定、まわりのカウンターの人は、どんどん荷物にタッグを付けてもらって手荷物検査場へ移動していくが、この彼女、キーボードの入力を2〜3回ミスしているようで、あせっているのが分かる。通路側の席を希望したが、どうやら満席で取れないらしい。まぁ仕方がない。

ようやく手荷物タッグをもらい、今度は100mほど離れたところにある、×線検査の列に並ぶ。
ちょうど前に並んでいた人が日本語を話していた。何気なく、その人の荷物を見ると、"to KIX vo ICN"と表示された手荷物タッグが付いていた。私と同じように、ソウル・インチョン(ICN)経由で関空(KIX)へ帰る人なんだと、親近感を持ったが、ふと自分の荷物を見ると、"to ICN"となっている。"KIX"の文字がどこにもないではないか。
ひょっとして乗り継ぎではなく、ソウル止まりの荷物として処理されたということか?
急に不安になり、また遠く離れた大韓航空のカウンターへ戻り、また長い列に並んだ。
順番が来て、さっき処理した女性を指名すると、韓国語が出来ない私は、カタコト英語で手荷物タッグを見せながら「関西エアポート行きだが、これで良いのか」と確認した。
すると、顔色も変えずにキーボードをたたき、"to KIX vo ICN"と印字された新しいタッグを再出力した。

ほうら、やはり間違いだったんだ。関空へ荷物が回らないとこだったんでしょ。
困るじゃないか、気をつけてもらわないと・・・

ここで当然、「Sorry」と謝るとか、少しは、すまなさそうな顔をしてくれるものだと思っていたら、教育係ともども何故か笑顔のまま、チケットとタッグを手渡されただけだった。
あれ?なんか問題なさそうな感じだけど・・・あのままでも別に問題なかったってこと?いや、そんなことはないでしょ・・・ひょっとして照れ隠し?

まぁ、よく分からないが、これで手荷物タッグ問題は解決(・・したことにしよう)。
またしても、×線検査の列に戻って並び直す。
なんか並んでばっかだな。

ツーリングの間、バイクには荷物が載せられなかったので、会社向けのお土産は、まだ何も買っていない。あまり時間がないので、手早く買ってしまおっと。
それにしても、あの不思議な笑顔は何だったんだろう。
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